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元厚生次官ら連続殺傷 2回公判(10) 「私の心を読めるのか」被告自ら質問、鑑定医と“バトル”(産経新聞)

元厚生次官ら連続殺傷 2回公判(10) 「私の心を読めるのか」被告自ら質問、鑑定医と“バトル”(産経新聞)

 《約20分の休廷が終わった。手で鼻をこするようなしぐさをみせながら、目線を落とした状態で弁護人の前の長イスに座る小泉毅被告(47)。伝田喜久裁判長が開廷を告げ、小泉被告の精神鑑定を担当した獨協医大越谷病院の井原裕教授の証人尋問が再開した。どうやら今度は小泉被告自身が質問するようだ》

 裁判長「その(着席した)ままで結構です。どのくらいかかりますか」

 被告「状況によって変わります。いいですか」

 《小泉被告は井原教授を見据えて質問を始めた》

 被告「まず、私を面接した回数は何回ですか」

 証人「面接に該当するのは9回です」

 被告「1回あたりは何時間ですか」

 証人「1時間ちょっとだと思いますけど」

 被告「では総時間は」

 証人「合計時間を答えることは意味がありません」

 被告「あとから意味は出てきます」

 証人「ですから説明しますが…」

 《ここで、弁護人が伝田裁判長に井原教授が質問に答えていないことを指摘、伝田裁判長が井原教授に答えを促した》

 証人「9時間ぐらいです」

 被告「既成の質問用紙を見ながらの質問はどのくらい?」

 証人「半分くらいです」

 被告「それは違いますね。だからさっきからうそが多いから、うそを指摘したい」

 《井原教授の答えに間髪入れずに続けた小泉被告に対し、伝田裁判長がなだめるように話しかけた》

 裁判長「あなたが違うと思うことは被告人質問の場で言ってもらいますから」

 被告「ここでは反論できないんですか」

 裁判長「言ってもいいけど、言い合いになっても仕方ないと思います」

 《小泉被告は再び落ち着いた口調で質問に戻る》

 被告「実際は4分の3くらいではないですか」

 証人「そうかな。そんなにテストやりたくても小泉さんが途中でやめたのもありますし」

 被告「やめてはいません」

 証人「そうかな。半々くらいじゃないかと思いますが」

 被告「そしたら次の話題がないな」

 《これまで井原教授を見ていた小泉被告は視線を落とし、苦笑する。再び質問に戻る》

 被告「自分の感覚では生の話は2時間もなかった」

 証人「それを言ったら、すべての時間が生の話じゃなかった可能性がありますが」

 被告「実質、君が質問したのは1時間くらいしかない」

 証人「小泉さんは私に対していろいろな批判をしてくれましたね。それらもすべて鑑定書を書く上で重要な所見になりました。だから、小泉さんは9時間誠実な証人でした」

 被告「そういうことではなく、生の話は1時間しかなかったのでは」

 証人「定義次第なので何とも言えません」

 被告「結局、君は全く何もかもうそをついている。うそで答えられるから質問しても意味がないというか…」

 《2人のかみ合わない議論が続く中、伝田裁判長が小泉被告に「意見は被告人質問で述べるように」と伝えた》

 被告「では、『なぜ毎日精神鑑定に来ないのか』と私が言ったとき、あなたはなんと言いましたか」

 証人「普段仕事をしているので。またある程度鑑定時間が取りたかったというのも」

 《弁護人が「質問に答えていない」と指摘、裁判長も答えを促す》

 証人「よく覚えていません」

 被告「『忙しいからこちらも1週間に1度来るのがやっと』と言ったんですよ。私が『なぜ鑑定引き受けたんですか』と質問したときはなんと答えましたか」

 証人「鑑定人はみんな仕事を持っているので…」

 被告「『断った』と言いませんでしたか」

 証人「そうです、2回断りました」

 被告「『だれもいないのでしぶしぶ引き受けた。だからやりたくない』と答えました。どうですか」

 証人「答えたかもしれません。ただ、ここでは心の中を言う必要はないのでは」

 被告「言い訳はいいから。『ようは精神鑑定は片手間ですか』と聞いたら何と答えましたか」

 証人「覚えてません」

 《小泉被告は井原教授と机を交互に見やりながら続ける》

 被告「『私には仕事があるから片手間といわれればそうかも』と答えましたね?」

 証人「国民のために刑事裁判の鑑定は引き受ける必要があります」

 被告「なぜ本当のことを言わないんですか」

 証人「黙って聞きなさい。国民のためと思ってやっています。片手間なんて…」

 被告「『片手間…』は私が聞いたんです。そしたら君は『そうかもしれない』と言ったんです」

 証人「覚えていませんが、ないがしろにするようなことはありません。片手間といわれ続けるのは不本意です」

 《ここで伝田裁判長が代弁する》

 裁判長「そういうことは言ってないということですね」

 被告「それもうそですよね。国民のためといったけど、たった9時間で、そのうちほとんどテストや質問だった。だから結局3カ月の鑑定といっても1日で終わる。医学検査が1日なので、計2日で終わるくらいの鑑定しかしてないんですよ。2日で終わるようなレベルなんです」

 《小泉被告の“意見”に井原教授が反論する》

 証人「あえて9回、10回に分けたことはどんな風に変わっていくのかを時系列に見たいという理由がありました。計何時間と彼は言いますが、彼の短くしてほしいという希望と、正確な鑑定書を書くというギリギリのラインを縫って3カ月で鑑定したんです」

 被告「ただの言い訳です」

 《小泉被告は視線を下に向けたままこう話した。そして、再び質問を続ける》

 被告「あと信頼性についてですが、『人の心が分かるんですか』と聞いたとき、なんと答えましたか」

 証人「覚えてないです」

 被告「逃げるんですか。あなたは『分からない』と言った」

 証人「『分からない』と一言だけということはないと思います」

 被告「何度も質問したのに分からないというのは、質問を聞いていないということではないですか。私が『では何が分かるんですか』と聞いたときは何と答えましたか」

 証人「『心の状況を明らかにすることではなくて、責任能力や精神学的な診断を明らかにすれば目的は達する』と言ったと思います」

 被告「あなたが言ったのは『誰が見ても異常な精神状態の人は分かる。酒を飲んだら変わる人も分かる。あと、世間は精神鑑定を過大評価している』と言いました。思いだしましたか」

 証人「そういう記憶はございます」

 《小泉被告はさらに続ける》

 被告「分かるというのは主観ですか、それとも理論ですか」

 証人「はいでもあり、いいえでもあります。精神医学ではAかBかといわれたとき、AとBが矛盾しないこともあるんです」

 被告「矛盾しないとは?」

 証人「主観的でなければ面接は不可能です。ただ、面接で得られた結果を客観的な体系から診断していくということです」

 被告「理論があるんですか」

 証人「アメリカの協会やWHO(世界保健機関)が出している体系があるんですよ」

 《精神鑑定の正しさの定義についての質問が続く》

 被告「理論には定理がありますよね。この場合の定理には仮定が含まれていますか」

 証人「これをお答えするのはこの場ではどうなんですか」

 《裁判長が小泉被告に質問の意図を尋ね、小泉被告は語気を強くしながら続ける》

 被告「理論があるなら100人とも同じ結論になる。理論とはそういうものです。学問とはそういうものです」

 証人「そうとはいえません」

 裁判長「鑑定は人によって違うということです」

 被告「他の学問は答えが1つなのになぜ精神学だけ複数になるのですか」

 証人「今、DNA鑑定もすべての検査者で一致と言うことはありません。それと同じことです」

 被告「君はいつも『心は分からない』と言っていた。それなのになぜ、犯行までさかのぼって私の心が読めるのですか」

 証人「全く理解できないというわけではないです」

 被告「それは主観ですか」

 証人「先ほどと同じ答えになりますが、主観で得た知識を体系に照らして…」

 被告「そういうことを私にもしたんですか」

 証人「もちろんです」

 被告「具体的には」

 証人「さっきの主尋問で答えました」

 《ここから小泉被告は話題を鑑定中の井原教授の様子に変えていく》

 被告「私が鑑定を否定したのでプライドが傷ついたのではないですか」

 証人「全然そんなことはありません」

 被告「それなら、怒ったような表情をしていたのはどうしてですか」

 証人「今の社会での精神鑑定の扱われ方については憤りもありますが、ここでは学問的な議論が求められているわけではないので、オーソドックスな方法で鑑定を行いました」

 被告「そういうことを聞いているのではない」

 裁判長「怒ったような表情をしましたか」

 証人「したかもしれません。鑑定の現状については憤りもありますから」

 被告「面接中ずっとイライラしていましたね。どうしてですか」

 証人「イライラしていません。小泉さんには感謝していました」

 《執拗(しつよう)に井原教授が鑑定中にイライラしていたということを強調する小泉被告。まだまだ聞きたいことはあるようだ》

     =(11)に続く

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